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【2026年版】パリ駐在前に知っておきたいこと(前編)|住まい探し・人気エリア・家賃相場・物価を現地コンサルタントが解説

  • 4 日前
  • 読了時間: 6分

パリへの赴任が決まると、楽しみな気持ちと同時に、「何から準備を始めればいいのだろう?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。


住まい探し、家賃相場、通勤、お子さまの学校、生活費……。短期間で決めなければならないことは意外とたくさんあります。


私はパリを拠点に、日本企業向けの戦略コンサルティングを行う一方で、フランスへ赴任される駐在員やご家族の住まい探し、生活立ち上げのサポートも行っています。これまで多くのご家族をご案内してきましたが、「赴任前に知っていればもっとスムーズだった」というお声をいただくことが少なくありません。


そこで今回は、現地で実際にサポートしている立場から、パリ赴任前に知っておきたいポイントを2回に分けてご紹介します。前編では、住まい探しの進め方や人気エリア、家賃相場、そしてパリの物価についてお話しします。


パリの物価について©️Allofrancejp
パリの物価について©️Allofrancejp

▪️住まい探しは「1か月〜3週間前」からで十分


「海外赴任だから、何か月も前から家探しをしないと間に合わないのでは?」と思われる方もいらっしゃいますが、実際には赴任の約1か月〜3週間前から本格的に探し始めるケースが多くあります。

もちろん、ご希望の条件がはっきりしている方であれば、最短2週間程度で契約まで進むこともあります。

逆に、「子どもの学校を優先したい」「ジムの近くがいい」「日本食スーパーに通いやすい場所がいい」といったご希望が多い場合は、少し余裕を持って動き始めると安心です。

私は物件だけをご紹介するのではなく、ご家族構成や勤務先、通勤方法、お子さまの学校や習い事、休日の過ごし方まで伺った上で、一人ひとりに合ったエリアをご提案しています。

住まいは毎日の暮らしの中心になるものだからこそ、「家賃が安いから」「広いから」だけで決めないことをおすすめしています。


▪️パリで日本人駐在員に人気のエリア


15区|初めての海外生活でも安心

15区は、日本人駐在員のご家族に最も人気のあるエリアです。

日本人学校へのアクセスが良く、日本食スーパーや日本語対応のお店も比較的利用しやすいため、海外生活が初めての方でも安心して暮らしやすい環境が整っています。

実際に私がお手伝いするご家族でも、「まずは15区から探したい」というご相談はとても多くあります。



16区|パリらしい街並みを楽しみたい方へ

16区は、パリを代表する高級住宅街です。

オスマン様式の美しい建物が並び、「これぞパリ」という街並みの中で生活したい方には、とても人気があります。


世界各国の大使館関係者や海外企業の駐在員が多く暮らしているため、街全体に国際的な雰囲気があり、お店のスタッフも海外から来た方への対応に慣れている印象があります。一方で、日本食スーパーがないため、普段から日本食材をよく購入する方は、その点は中心地や15区にアクセスの良いエリアを考慮するとよいかもしれません。また、16区は歴史ある建物が多く、日本の新しいマンションとは住み心地が異なる場合もあります。オスマン様式ならではの魅力がある一方で、防音性や設備などは物件ごとに差があるため、その辺も比較対象として考慮することをおすすめします。


ブローニュ・ビヤンクール|西側勤務の方におすすめ

16区の西側に隣接するブローニュ・ビヤンクールも、ファミリー層に人気のエリアです。

パリ市内より家賃を多少抑えられることがあり、比較的落ち着いた環境で生活できます。

特に勤務先がパリ西側やラ・デファンス方面であれば、通勤もしやすく便利です。

一方で、勤務先がパリ東側の場合は、毎日の移動時間が長くなることもあります。

また、ブローニュ・ビヤンクールは行政区分上、**オー=ド=セーヌ県(92県)**になります。

そのため、滞在許可証(Titre de séjour)の手続き窓口はパリ市内とは異なりますが、事前に会社の総務部やサポート会社へ確認しておけば、特に心配する必要はありません。



ラ・デファンス|通勤と買い物の利便性を重視するなら

ラ・デファンスはヨーロッパ最大級のビジネス街です。

近代的なマンションが多く、大型ショッピングセンターもあるため、生活の利便性は非常に高いエリアです。地下鉄やRERなど複数路線が利用できるため、通勤のしやすさを重視する方にも人気があります。こちらも行政区分は92県となるため、滞在許可証の手続き先がパリ市内とは異なる点だけは、事前に確認しておきましょう。


そのほかのオススメなエリア

「日本人が多いエリアが安心」という方には15区・16区がおすすめですが、海外生活に慣れている方や、家賃とのバランスを重視したい方であれば、ほかにも魅力的なエリアがあります。


例えば、

  • マレ地区に近い11区

  • 17区の一部

  • 19区南側

などは、フランス人や海外からの居住者にも人気があります。


また、毎日の通勤を考えると、自動運転の地下鉄14号線沿線4号線(特に南側)は非常に便利です。住まい選びでは、家賃だけでなく、「毎日どれだけ快適に通勤できるか」も、生活の満足度を左右する大切なポイントです。


パリ市のオススメエリア©️Allofrancejp
パリ市のオススメエリア©️Allofrancejp

▪️家賃相場を知っておこう


パリの家賃は、日本と比べるとかなり高額です。

目安としては、

  • 単身:2,500ユーロ前後〜

  • ご家族:3,000ユーロ前後〜

と考えておくとよいでしょう。


お子さまが2人以上いるご家庭では、4,000〜5,000ユーロになることも珍しくありません。

また、フランスでは収入に対する家賃の割合も審査のポイントになります。


物件によっては家賃保証会社が必要になるケースもありますが、保証会社を利用しなくても契約できる物件もあります。私は、そうした契約条件も含めて、お客様に合った選択肢をご提案しています。


▪️パリの物価は想像以上に高い


最後に、多くの方が驚かれるのが物価です。私の体感では、日本の3倍くらいをイメージしておくと、大きなギャップを感じにくいと思います。特に外食は、日本と比べるとかなり高く感じるでしょう。


例えば、街中のごく普通のカフェでも、サラダとジュースを注文すると25〜30ユーロほどになることがあります。高級レストランではなく、普段使いのお店でもこの価格帯なので、最初は驚かれる方が少なくありません。


もちろん、チーズやワインなどフランスならではの商品は日本より手頃なものもありますが、日常生活全体で見ると、生活費は日本より高くなることを前提に準備しておくことをおすすめします。


後編では、お子さまの学校選び、習い事、日本食の買い物事情、そして「パリで自分らしく暮らすための住まい選び」について、さらに詳しくご紹介します。


パリ赴任前の住まい探しでお悩みの方へ


パリでの住まい探しは、「家賃」や「広さ」だけで決めるものではありません。

勤務先への通勤時間、お子さまの学校、習い事、日本食スーパーへのアクセス、休日の過ごし方など、ご家族それぞれのライフスタイルによって最適なエリアは変わります。

私はパリを拠点に、日本企業向けの戦略コンサルティングに加え、駐在員やご家族の住まい探し・生活立ち上げのサポートを行っています。


「どのエリアが自分たちに合っているかわからない」「限られた期間で効率よく家探しをしたい」という方は、お気軽にご相談ください。現地だからこそお伝えできるリアルな情報をもとに、ご家族に合った住まい選びをお手伝いします。




⭐︎筆者について


Allofrancejp 代表 萩野アリサ

イギリス留学後、就職を機にパリへ移住。現在はパリを拠点に、日本企業のフランス進出サポートや展示会同行、駐在員の住居探し・生活セットアップなど、現地サポートサービスを提供しています。→会社概要は、こちらから。


フランスビジネスコンサルティング会社Allo France Jp 代表

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