パリで飲食店を開業するにはいくら必要?最低予算と現実的なスタート戦略|気になる費用も公開
- 6月12日
- 読了時間: 3分
はじめに
パリで飲食店をやってみたい。そう思ったとき、多くの方が最初に気になるのが、
「最低いくらあれば始められるのか?」という点だと思います。
私はパリで、商業物件の提案から事業設計まで行う戦略コンサルタントとして、実際に開業を目指す方のサポートをしています。その現場感覚からお伝えすると、 小規模でも最低3,500万〜4,000万円前後は必要というのが一つのリアルなラインです。
パリで飲食店|開業費用なぜそこまでかかるのか?
飲食店の初期費用は、主にこの5つです。
物件取得費
内装・工事費
厨房設備
会社設立・専門家費用
運転資金(数ヶ月分)
特にパリの場合、物件+工事費の比重がかなり大きい。ここが日本との大きな違いです。

最低コストで始めるならどうするか?
同じ「飲食店」でも、業態によって回収スピードとリスクは大きく変わります。
その中で、現場ベースで見てきて感じるのは できるだけ初期コストを抑えて、回収を早めたいならカレー業態はかなり合理的という点です。
なぜカレー業態は“回しやすい”のか?
カレーの強みは、「広さ」と「扱いやすさ」です。
■ 幅広い客層に対応できる
子どもから大人まで食べられる
辛さ調整が可能
トッピングで自由度が高い
■ 宗教・食文化への適応力
肉の種類を選べる
ベジ・ヴィーガン対応がしやすい
👉 多国籍なパリでは非常に大きなメリットです。
■ 価格設計がしやすい
手頃な価格帯に設定できる
テイクアウトしやすい
デリバリーとの相性が良い
👉 忙しい層にもフィットしやすい
■ 食品管理とコスト管理がしやすい
食材が比較的シンプル
腐りにくい
ロスが出にくい
👉 お寿司などに比べてリスクが低い
■ 販路を広げやすい
店舗販売
テイクアウト
デリバリー
惣菜・卸し(スーパーなど)
👉 売上の作り方を複線化できる

ただし最大のハードルは「ダクト」
カレー屋をやる場合、ほぼ必須なのが、 ダクト(排気設備)付き物件です。
パリでは:
ダクト付き物件は少ない
家賃が高くなる
取得難易度が高い
👉 ここが一番の参入障壁です。

パリで飲食店|開業までの基本ステップ
① ビジネスプラン作成 ② 物件リサーチ(会社設立前からでも可能)③ 初期費用の把握&ビジネスプラン修正 ④ 会社設計(形態・資本金集め)と会計士・弁護士への相談 ⑤ 銀行口座開設 ⑥ 会社設立手続き ⑦ 物件契約 → 工事 → 開業
👉 それぞれ専門家費用:目安 約3,000ユーロ前後〜(2026年の料金目安)
ここは削るべきではなく、リスク管理のための投資です。
ハードルを下げるなら「カフェ業態」
もし初期投資をさらに抑えたい場合: カフェという選択肢
■ メリット
ダクト不要
初期費用を抑えられる
👉 約2,000万円前後でも可能
■ デメリット
単価が低い
回収に時間がかかる
メニュー制限あり
👉 “始めやすいが、稼ぎにくい”構造
まとめ
パリで飲食店を開業する場合:
最低ライン:3,500万〜4,000万円〜
コストを抑えるなら:カフェ(約2,000万円〜)
回収効率を考えるなら:カレー業態が有力
そして重要なのは、 「業態選び × 物件選び × 設計」
この3つです。
最後に(サービス導線)
私はパリで 商業物件の提案から、飲食ビジネスの戦略設計までを一貫して行っています。
どの業態がいいのか
どの物件を選ぶべきか
どのくらいの資金設計が必要か
すべて「戦略」として設計します。
パリでの開業を検討している方は、お気軽にご相談ください。
⭐︎筆者について
Allofrancejp 代表 萩野アリサ
イギリス留学後、就職を機にパリへ移住。現在はパリを拠点に、日本企業のフランス進出サポート、戦略設計、展示会や視察同行、駐在員の住居探しサポート・生活セットアップなど、現地サポートサービスを提供しています。
→会社概要は、こちらから。





コメント