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HermèsとChanelは、なぜLVMHと違う戦略で勝てるのか?|「拡大」ではなく「希少性」を守る経営
はじめに フランス企業の成功を語るとき、まず名前が挙がるのがLVMHです。LVMHが本格的に世界を席巻し始めたのは、1980年代後半から1990年代にかけてでした。特に重要だったのが、日本市場です。 当時の日本では、「海外ラグジュアリー=成功の象徴」という価値観が急速に広がり、Louis Vuittonを中心にラグジュアリーブランド市場が爆発的に拡大しました。LVMHは、その巨大需要を背景に、ラグジュアリーを“世界規模で拡張できるビジネス”へと変えていきます。 しかし、その一方で、フランスのラグジュアリー業界には、LVMHとはまったく異なる思想で成功した企業があります。それが、HermèsとChanelです。LVMHが「拡大」で勝った企業だとすれば、HermèsとChanelは「希少性」で勝った企業です。 大量出店を急がない。 大量生産をしない。 顧客を増やしすぎない。むしろ、“簡単に手に入らない状態”を維持することで、ブランド価値を高めてきました。普通の経営論とは逆のように見える戦略ですが、結果としてHermèsは世界最高レベルの利益率を維持し
3 日前


フランスのビジネス人材に“差”を感じる理由──教育システムから見える構造の違い
フランスのビジネス社会は、非常に多様です。特に印象的なのは、 非常に高い専門性と論理力を持つ人材 実務経験をベースに働く人材 など、タイプの異なる人材が共存していることです。 この多様性は、フランスの強みでもあります。一方で、日本のように「全体的に均一な水準」とは少し異なり、個々のスキルやスタイルに幅があるのも特徴です。 フランスの象徴 ■ 背景にある教育システム この違いの背景には、フランスの教育システムがあります。フランスには、 選抜制の高等教育機関(グランゼコールなど) 幅広い層に開かれた大学教育 といった複数のルートが存在します。 それぞれに強みがあり、 高度な理論や思考力を鍛える教育 実践的な経験を重視する教育 といった形で、多様な人材が育っています。つまり、「優劣」というよりも、教育の方向性の違いが、そのまま人材の特徴として表れていると考える方が自然です。 フランスの小学生 ■ ビジネスで感じる違い こうした背景から、ビジネスの現場では 人によって進め方や判断基準が異なる 同じ組織でも対応スタイルに幅がある 論理重視の人と、経験重視の
5月5日
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