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フランスってどんな国?

  • 11月22日
  • 読了時間: 7分

更新日:11月24日

こんにちは、筆者はパリで不動産仲介やビジネス進出のコンサルティングをさせて頂いております。「フランスに来る前とその後では印象が全く違った!」というご意見をよく耳にしますので、フランスについてお話をしたいと思います。


パリの街角

1、人口や面積

①人口は、日本のおよそ半分

②面積は、なんと日本の2倍!(ヨーロッパのフランス以外にも、カリブ海の島々、ポリネシアの島々、南アメリカにもフランスの領土があります〜)




2、主要都市

首都パリ(Paris)、第2の都市は南仏の港街マルセイユ(Marseille)、第3の都市は織物の街で有名なリオン(Lyon)です。首都パリは世界で11番目に人口が集中している都市で、世界の主要都市に比べて面積が極めて狭いのに対して、人口が集中している都市として有名です。そのため、常に住宅不足が続いています。不動産投資やビジネスにおいては、面倒な手続きや維持費の面を除いては、最適な街です。他にも、毎年5月に開催されるカンヌ映画祭のカンヌ(Cannes)や夏のバカンス先として人気なニース(Nice)があります。


3、言語

公用語は、フランス語。(割と難しい言語です)

日本人にとって、英語より遠い存在な印象ですが、実は、日頃使っている用語がフランス語だったりします!例えば、パン(pain)、バゲット(baguette)、クロワッサン(croissant)、ミルフィーユなどのパン屋さんやケーキ屋さんにある商品の名前だったり、カフェオレ(café au lait)、コンクール(concours)、ブーケ(bouquet)等々。ちなみに、お箸もバゲット(baguettes)と言います。


中学校の第一外国語が、英語やドイツ語、次にスペイン語が一般的です。

最近では、ビジネスシーンにおいて重要な地位を確立した中国の影響で、中国語を取り入れる学校が多く見られます。


かといって、どこでも英語が通じる訳ではなく、観光地に限定されます。フランス語と英語は文法に関して共通点が多くあり、英語ができると文法の理解が早いことが利点です。発音は特殊ですので、発音のルールを覚える必要があります。


4、宗教、人種

フランスという国は、ヨーロッパ大陸の中にあり、カサエル率いるローマ帝国に政略されて以降、バイキングやイギリスとの戦いを経て、大航海時代以降はアメリカ大陸やアフリカ、アジアへ船を送った経緯があり、様々な人種と宗教の共存が印象的な国です。

20世紀以降、純粋な白人の人口は、減少中で、近年の政治家は、常に、テロ問題や深刻な移民の対応問題に直面しています。


国家の宗教は、キリスト教のカトリックで、至る所に教会がありますが、その他に、イラスム教、ヒンドゥー教、ユダヤ教の信仰者が多く住んでいます。


ちなみに、フランス私立の学校は、大抵カトリックの学校ですが、他の宗教の生徒も入学が可能です。公立学校は、学区で決まります。地区によっては、白人が少なかったり、全く居ない学校もあるほどです。教職員の殆どは、白人です。


筆者は、フランスの10年カード(フランス人の子供を持つ親のタイトルで)を持っていますが、取得条件で、1日フランスの歴史やルールのお勉強会に参加しなければいけませんでした。その際に、フランスで暮らすには、「フランス式の規律やルールを守ってね」と約束がありました。異宗教にも慣用的なフランスですが、「きちんとカトリックのフランスという国をリスペクトしてほしい」というのが本音なのだと思います。


フランスの3色国旗の、青は自由を、白は平等を、赤は博愛を意味し、外国人もフランス人も平等に社会保障を受けられたり、職につくことが可能です。


フランスで、開業する、仕事をするためには、4年間は滞在許可証の毎年更新が必要で、毎年きちんと納税をした方は、10年カードが貰えることがあります。((注) ケースバイケース、頻繁にルールが変わります)


パリに移住(長期・短期)されたい方は、きちんとしたオンライン面談でご相談を承ります。→ここから相談してみる。


5、首都パリ

なぜ、パリは、世界有数の観光名所でしょうか。改めて考えていきましょう。

①世界遺産の宝庫

歴史が詰まった美しい街並みや、フランスカルチャー(芸術、ファッション、音楽、料理)、世界中の人を魅了してやまない街は、これまで有名人の人生を語る上でも、何度も登場しています。


②年中イベントだらけ

ファッションウィークを始め、研究会、サロン、ショー、スポーツの試合や大会、展覧会、パーティー、オークション等が四季を通して開催されています。


③ヨーロッパ近隣国から2時間以内でアクセスが可能な立地にあり、世界の最先端のものが集まる場所なので、ヨーロッパの中でも常に注目を浴びる街です。


④ロマンチックな街としてのイメージが定着しているので、カップルや新婚さんに大人気です。


最も美しいと言われるアレキザンドル橋

6、フランス視点の日本に対する印象

フランスに登記を置く日本の企業は、2025年11月時点では、500社弱ほど存在します。ヨーロッパの中でもいち早く日本の魅力に気づいたのがフランスでしょう。鎖国をしていたので、欧米では当時日本の工芸品や芸術が紹介されるのが遅れましたが、開国後、印象派のモネ、以降ゴッホなど、現在巨匠と呼ばれる画家たちが、浮世絵からインスピレーションを受けたことは有名ですね。今となっては、日本の食事、お茶、漫画、ファッションや芸術が、あらゆる場所でフランス人の日常ともなっています。


筆者が、お医者さんにお世話になる際、「日本の文化が好き」と、よく言われます。日本の礼儀正しさや、清潔さ、きちんとしたところを高評価してくださっています。他にも、フランス人のおばちゃんたちからは、「うちの娘、日本が大好きなのよ!」、「日本好きな娘に日本旅行をプレゼントしたわ」、「うちの子供、漫画が大好きで、日本語を勉強してるのよ」と言われたことがあります。このように、日本を他のアジアの国と差別化できているフランス人もいらっしゃいます。


その反面、お寿司や漫画が大好きだけれど、日本の物だと知らないままの人々も沢山まだまだいるのも事実です。フランスでは、どんな宗教の方達でも、お寿司やラーメンが好きな人が多くいて、高級寿司ではなく、中国人経営のお寿司屋さんやラーメン屋さん、抹茶カフェにしか行ったことがない人、漫画は全て吹き返されているバージョンを観ているので、関心は日本にまで到達しておらず、アジア全体を一つの国という認識をされています。


7、日本との歴史

明治維新を経て、日本の斬新な芸術品や骨董品が、ヨーロッパに渡りました。それ以降、日本がヨーロッパに多く学んだ様に、フランスの多くの文化人や芸術家が、日本の美に興味を示し始め、コレクションをする様になりました。戦後、経済成長を遂げた強い日本を世界にアピールすることができ、近年は首脳・外相レベルの往来も活発です。芸術の世界のみならず、ファッション業界や、料理、建築の世界でも日本美学とセンスに共感が多くあり、沢山の日本人の方々がその業界で活躍されています。同じく、日本でもフランスの食品やファッション、芸術品が高く評価を受けています。


8、フランスの物価

ユーロに対して、ここ数年間は、円安な上に、ウクライナ戦争が勃発後、物価の高騰化が急激に国民(富裕層以外)の生活を圧迫していると言えます。特にパリは高いです。


例)

⭐︎普通のレストランやカフェで座ってランチをする場合

1人35€〜(約7000円)


⭐︎普通のサンドイッチ屋やパン屋でランチをテイクアウト様に買う

1人10€〜 サンドイッチと飲み物(+デザート付き)(約2000円)


⭐︎コーヒー1杯

5€位(約1000円)


⭐︎家賃(国によって基準が定められていて、設定料金管理されている)

きちんとした家具付き1LDKのアパートの家賃は2000€前後(約40000円)が相場です。

設備や立地、眺め次第では、割増料金が発生します。


⭐︎地下鉄片道料金

2,5€(約500円)


9、まとめ

いかがでしたか?フランスが、少しでも身近に感じられたでしょうか。フランスは、日本との関わりが深い国ですので、今後も両国が良好な関係を保ち、良い影響を与え合っていけたら良いですね。



⭐︎筆者について: Allofrancejp 萩野アリサ

1985年生まれ。イギリスの高校と大学を卒業後、就職を機にパリに移住。フランス関連のコンサル業、語学講座、不動産仲介業を展開、4児の育児と並行して日々フル回転でパリライフを満喫しております。→会社概要は、こちらから。











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