ビジネス進出のチャンスは今!
- 11月20日
- 読了時間: 5分
更新日:11月24日
こんにちは、筆者はパリで不動産仲介やビジネス進出のコンサルティングをさせて頂いております。数年前から一行に変わらない円安&ユーロ高、このまま逆転する様子もないので、フランスに遊びにいらっしゃる日本の方々が年々減ってきております。その反面、日本の企業が海外進出するにおいては、プラスとも言えます。海外でも大人気の日本食や、日本カルチャー、Made in Japanブランドを海外の現地の方々に提供して稼ぐチャンスとも言えます。今回は、「パリで事業を起こすなら!」をテーマに、今オススメの業種をご紹介致して行きたいと思います。

1、オススメ業種5選
日本食の飲食店の中でも、
①待たせないカフェか弁当屋(手軽な価格、ただし、単価が低いので、販売個数をあげる必要がある) 「待たせない」、素早く丁寧な接客が日本のおもてなしサービスの精神でもあり、ブランド力です。
②fusionと言って和洋混合創作料理店(高級路線、常連客と口コミを狙うには、確実な信頼と安心が必要) 柚子や抹茶、白身魚のカルパッチョ、牛肉の叩きなんかは、フレンチ料理店でも定番メニューに取り入れられてきています。
③日本の商品を紹介するPop Up Storeまたは食品店
実際に路面店を開くことも可能ですが、お試し期間として、まずは観光客や現地在住の方々のアクセスが多いデパートや、コンセプトストア内に設置をして、知名度をあげることが可能です。
④ 日本のおもてなしサービス教育&人材派遣会社
日本を訪れたことのある外国人はもちろんのこと、日本は礼儀正しい国としてのブランド力が確立されています。そこで、日本の丁寧なサービスを商品として販売することが可能です。筆者の会社でも、フランスの企業を相手にこのサービスを展開しております。
⑤ 日本式の旅館
パリは常に観光客をはじめ、セミナーや、ファッションウィークなどの世界的イベントが開催されているので、多くの人の為に宿が必要です。宿が足りなくなる時期もあるくらいです。(ミラノファッションウィークの時期も同じだそうです)
日本好きな世界のVIPや、現地の人々から、日本的な安らぐ空間と食が楽しめる和式ホテルが話題になることは間違いないと言っても過言ではないでしょう。
2、立地と店舗家賃
パリの中心エリア(1〜8区)は、家賃が最低でも6千ユーロ〜(100万円くらい)が相場です。家賃だけでなく、固定費、人件費や社会保障費用、税金等の支払いも考慮し、出店初月から大きな売り上げを立てるには、きちんとした企画プランが必要です。
家賃が割と低い(中心地の半額程も可能)パリの外側の9区〜20区の場合は、コストを抑えることができますが、集客のリスクや治安のリスクを抱える場合もあります。
どちらにせよ、市場調査とリサーチを重ね、きちんとした準備と目標が必要です。
まずは、現地の専門家に、ビジネス進出のご相談する→ こちらから
3、ビジネス譲渡権の購入が必要?!
結論から申し上げますと、買う必要があるケースが一般的ですが、例外もあります。
STEP 1: 店舗物件を買うか借りるかの2択から決断します。
STEP 2: Case1「 借りる」を選ぶケースがほとんどです。この場合、月々の家賃が発生します。
その他に、前のテナントがまだ撤退していない場合は、ビジネス譲渡権の支払いが必要です。例) レストランを開業したい方は、同じようなタイプのレストランからクライアント、コンセプト、家具食器類、ライセンス、などの全てを貰い受けることで、開業が可能です。
Case2 営業権を買わなくていいケース: すでにテナントが撤退済みで、空の店舗を借りる場合、ビジネス譲渡が発生しないケースがあります。ほとんどは、店舗物件が対象です。
レストラン物件は、レアですが、ご依頼頂ければ、ご提案が可能です。
相談する→ こちらから
4、駐在員を派遣するか、現地採用か
オススメな方法が、現地スタッフの育成のために、軌道に乗るまで日本から駐在員を派遣し、その後、きちんと育成した社員に頑張ってもらう方法です。必ずしも、フランス人を採用する必要がなく、現地在住の日本人の中から採用するケースが理想的です。筆者のように、フランス進出した日本のブランドのフランス支店の監督を任されている個人企業主や企業も存在します。
逆に、日本のカルチャーに理解のあるフランス人を採用し、根気よく育成する方法も、長いスパンでみると、価値のあるビジネス構築の可能性が期待できます。
5、何ヶ月前から探すべき?
開業希望時期より、1年前には探すことをオススメします。希望に近い物件を、予算内で見つけることが容易ではない上に、希望の物件を見つけた後、まず仮契約をし、必要な手続きが終えるのを待ちます。この期間に、3ヶ月前後必要です。その後やっと本契約に移ります。
パリ市内のレストラン物件の見学や紹介動画はこちらから↓
6、ビジネス進出の前に知っておくべきこと
日本の企業は、一括払いが必要で、保証金も3〜12ヶ月分必要です。
レストラン物件は、火を使って調理をするのか、サンドイッチ屋さんやカフェの様に、火を使わない場合とで、物件のタイプが異なりますので、事業内容を明確にする必要があります。
工事が必要な物件は、工事に延期が生じる可能性も考慮する必要があります。できるだけ工事が不要な物件を探すのも一つの手段です。
フランスにいる日本の弁護士先生に手続きを依頼する必要がある。
7、費用はいつ発生する?
フランスへのビジネス進出のご相談は、プロジェクト開始すぐにご相談ください。市場リサーチ、企画書作成代行、ミーティングでの相談を承ります。→ここから依頼する
物件のご相談は、プロジェクトのコンセプトや予算が組まれた後が理想です。不動産仲介料等は、成約後に発生致します。→ここから依頼する
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8、まずはお問い合わせから
弊社へご依頼頂く際、親切な日本人スタッフのサポートがありますので、日本からのお客様に安心してお手続きを進めて頂くことができます。まずは、お気軽にご相談下さい。→ここから相談してみる。
⭐︎筆者について: Allofrancejp 萩野アリサ
1985年生まれ。イギリスの高校と大学を卒業後、就職を機にパリに移住。フランス関連のコンサル業、語学講座、不動産仲介業を展開、4児の育児と並行して日々フル回転でパリライフを満喫しております。→会社概要は、こちらから。









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